2019年6月28日・29日に大阪開催されるG20サミット(主要20カ国・地域首脳会議)。日本がG20の議長国を務めるのは今回が初ということで、日本、そして大阪のおもてなし力が試されます。そこで気になるのが政府が主催する夕食会(晩餐会)。夕食会の会場は大阪城公園内の「大阪迎賓館」。ディナーには一体どんなメニューが提供されるのでしょうか?わかる範囲でまとめていきたいと思います!
2019年G20大阪サミット
大阪で初めて開催されるG20。なんと日本がG20の議長国を務めるのも今回が初めてなんだそう。すでに阪神高速をはじめ大阪市内は交通規制が行わています。各国首脳が宿泊するホテル周辺では首脳陣らの移動に合わせてそのたびに通行止めに。厳戒態勢となっています。
主なスケジュール
G20大阪サミットの主なスケジュール
6月27日(木)
各国首脳らが大阪入り
6月28日(金)
[午前]
会場入り~記念撮影
[午後]
会議(1)
ワーキングランチ
会議(2)
[夜]
夕食会(大阪城西の丸庭園 大阪迎賓館)
19時頃 夕食会 開始
21時頃まで?
6月29日(土)
[午前]
会議(3)
[午後]
会議(4)
ワーキングランチ
閉会
*各国首脳が宿泊するホテルはこちら!
各国首脳参加メンバー
今回「G20大阪サミット」に出席する各国首脳は次の通り。
アメリカ(G7):トランプ大統領
イギリス(G7):メイ首相
ドイツ(G7):メルケル首相
日本(G7):安倍首相
イタリア(G7):コンテ首相
カナダ(G7):トルドー首相
EU(欧州連合):トゥスク大統領、ユンケル欧州委員長
アルゼンチン:マクリ大統領
オーストラリア:モリソン首相
ブラジル:ボルソナロ大統領
中国:習近平国家主席
インド:モディ首相
インドネシア:ジョコ大統領
メキシコ:エブラルド外相(代理)
韓国:文在寅(ムン・ジェイン)大統領
ロシア:プーチン大統領
サウジアラビア:ムハンマド皇太子(代理)
南アフリカ:ラマポーザ大統領
トルコ:エルドアン大統領
夕食会の会場
各国首脳をおもてなしする政府主催の食事会(夕食会)。場所は大阪城 西の丸庭園内にある「大阪迎賓館」。
(出典:https://www.osakacastle.jp/)
1995年11月、アジア太平洋諸国の首脳級が参加する国際会議「APEC」が大阪で開催。その際、各国の要人をおもてなしするために新しく建てられたのが「大阪迎賓館」です。
世界遺産・京都「二条城」の二の丸御殿の白書院をモデルにした純和風建築。
2016年5月には予約制のレストランとしてオープンしました。
ランチ営業もしているので一般のお客さんも利用することが可能です。また、結婚式の披露宴会場としても利用されています。
(出典:https://www.osakacastle.jp/)
住所:大阪市中央区大阪城2
電話番号:06-6136-8168
URL:https://osakacastle.jp/
夕食会のメニュー
ディナーのメニューが気になりますが、テロの懸念などを理由に事前には公表しないんだそう。
ただ、事前にG20大阪サミット関西推進協力協議会が関西を中心とした2府6県1000点以上の食材の推薦リストを外務省に提出しています。その中には下記のような食材が。
・河内鴨(合鴨)
・魚庭あこう(いまが旬!脂がのっている)
・淀川 天然うなぎ(近年漁獲が復活)
・泉州水なす
・鳥飼なす(独特の甘みがある)
・八尾えだまめ(大きくてプルプルした実)
・玉造黒門越瓜(大阪城付近が発祥)
・大阪ぶどう(全国3位の生産量のデラウェア)
さて、「粉モン」はメニューに採用されるのでしょうか?
2016年のG7伊勢志摩サミットでは、アワビや伊勢海老など三重県の食材を使ったフランス料理がふるまわれました。2000年の九州・沖縄サミットでは辻調理師専門学校の約40人の調理師たちが夕食会の料理を監修・調理。日本料理とフレンチが融合した料理を提供したそうです。大阪ではどんなメニューになるのか楽しみですね。
そしてお酒にも注目が。食事会の乾杯酒や食中酒に選ばれたら、それだけで注文が殺到するほど宣伝効果は抜群。伊勢志摩サミットでは三重県のお酒「作」「半蔵」「瀧自慢」が選ばれ、あっという間に売り切れたんだそう。特に乾杯酒に使われた大田酒造の「半蔵」は1年間に製造できる900本が1日で完売したそうです。
神戸生まれの私としては「灘五郷」(兵庫県)から選ばれてほしいと思っています。ノーベル賞授賞式でも提供された神戸酒心館の「福寿」なんてどうなんでしょう?
ちなみに「夕食会」と「晩餐会」、違いがわかりませんよね。今回のG20のディナーについては各メディアは「夕食会」と表現しています。先ほど放送されていた読売テレビ「かんさい情報ネットten」高岡さん(解説者)の説明によると、「晩餐会」は改まった豪華な食事会で蝶ネクタイにタキシードで参加するもの。今回は仕事の話で集まった会合なので、そこまで格式ばったものではないため「夕食会」としているんだそう。
食事メニュー
*追記(6/28)
安全上の都合から、夕食会のメニューはディナーが終わってからでないと分からないみたいです。わかり次第アップします!
*追記(6/29 0:30)
夕食会のメニューが外務省より発表されました。
1皿目:焼きトウモロコシのフラン 甲殻類のジュレ しその葉
2皿目:ハモと泉州水ナスのお椀
3皿目:アンコウの香煎揚げ・温野菜 生野菜のごまだれあえ
4皿目:但馬牛の竹炭包み 若笹の香り 二色の麹発酵ソース 太閤ごぼう 十六穀米とマイタケの炊き込みご飯 花山椒の香り
デザート:白桃/抹茶と茶菓子
▼ 詳しくはこちら!
ちなみに料理は辻調理師専門学校 辻芳樹校長が監修、お酒はソムリエの田崎真也さんが監修されました。
料理人は、ミシュラン2つ星レストラン「NARISAWA」の成澤シェフ、ミシュラン3つ星の日本料理店「⿓吟」の⼭本料理長が担当(≫詳しくはこちら)
夕食会の前にはライトアップされた大阪城をバックに集合写真を撮影。その後、狂言師の野村萬斎さんによる狂言、世界的ピアニストの辻井伸行さんの演奏などを鑑賞したそうです。
お酒(乾杯酒・食中酒)
*追記(6/28)
現在分かっている情報はこちら。
食事中:
大阪産の日本酒といえば「秋鹿」「呉春」などが有名ですが、最近話題なのが大阪・堺市、堺泉酒造の『千利休』。2014年に44年振りに復活したことで注目が集まっています。
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*追記(6/29 0:30)
乾杯酒に選ばれたお酒が公表されました。
残念ながら私の予想は外れ。乾杯酒に選ばれた日本酒は、大阪の日本酒といえばココ!という代表格「秋鹿」でした。前日のレセプション(各国の代表団を招いた会合)で振舞われたお酒と同じですね。
秋鹿一貫造り(純米大吟醸)
その他にもワインやビール、そしてアルコール以外にも緑茶など様々な飲み物がふるまわれました。
▼ 詳しくはこちら!
昼食・レセプションで提供されたお酒
ちなみに、G20前日(6/27)に各国代表団を招いて開催されたレセプション、G20の1日目(6/28)のワーキングランチ(昼食)で提供されたお酒は次の通り。
▼ ワーキングランチの乾杯酒
▼ レセプションで提供されたお酒(ワイン)
K.S.合名山 北畑 デラウェア スパークリング 2015
▼ レセプションで提供されたお酒(日本酒)
秋鹿一貫造り
参考記事