クラフトビールは本当に多種多様なビールがあります。味わいも香りも全然違うので、何種類かのビールを飲み比べするのってすっごく楽しいです!また、造り手(ブリュワー)がどういうビールを作ろうとしているのかを知ったうえで飲むと、深みや複雑味、ビールの奥深さを感じながら飲めるので大好きです(^^♪
京町家ブリューパブSVB
*2017年11月3日 関西テレビ「よ~いドン」で紹介
スプリングバレーブルワリー京都では、クラフトビールの説明や造り手(ブリュワー)のビールにかける思いなどをきっちり紹介してくれています。専門用語も多いですが、ある程度知っておくとクラフトビールが飲めるお店に行った時に役に立つので勉強しておいて損はないと思います(^^♪
ビールの種類
クラフトビールのお店に行くと、よく「エール」や「ラガー」「ピルスナー」「スタウト」などという言葉を目にしたり、耳にすると思います。自分の好みはどれなのか知っておくとビールを選ぶ時に便利なのである程度の分類を知っておいた方がいいです。
まず、醸造方法による分類があります。これは大きく3つ。
● 下面発酵ビール:ラガー
● 上面発酵ビール:エール
● 自然発酵ビール:ランビック
自然発酵ビール(ランビック)はベルギー発祥で、あまり見かけないので省略。
<追記 2017.11.06>
先日、「クラフトビールタップ ヨドバシ梅田店」でランビックのフルーツビール(ラズベリー)を飲んできました。デザートと相性抜群でとっても美味しかったです(^^♪
● 下面発酵ビール
ラガーに属するスタイルが複数あります。その代表が「ピルスナー」スタイルです。
・ピルスナー
・ヘレス
・メルツェン
・デュンケル
など。世界のビールのほとんどが「ピルスナー」です。日本の大手ビールメーカーが造っているのも「ピルスナー」です。
● 上面発酵ビール
・ペールエール
・ブラウンエール
・ダークエール(スタウト)
など。ペールエールの一種「インディア・ペールエール(IPA)」がメジャーです。フルーティーな香りと深いコクが特徴的です。
その他、よく聞くのが「ヴァイツェン」。
名前からわかるようにドイツのビール。小麦から作られ、主に白ビールを指します。フルーティで飲みやすいです♪
ビールの指標
クラフトビールを扱うお店では商品の説明の際に、「IBU」や「OG」、「ABV」などがよく使われています。これって何でしょう?
● IBU
「International Bitterness Units」の略で、「国際苦味単位」というビールの苦みを測る単位のことを指します。
そのビールに使われるポップの種類や量、使い方によって決まります。
IBUの技術的な限界値はおよそ100だそうで、一般的にはビールの苦みに比例して数値は高くなります。
● OG
「Original Gravity(オリジナル グラビティ)」の略で、「初期比重」を指します。
初期比重とは、ビールの発酵前の麦汁と水の比率で、数値が大きいほど発酵前の麦汁が「濃い」ビールとなり、ドッシリとした重量感のあるビールとなります。
● ABV
「Alcohol by volume」の略。要はアルコール度数です。「Alc.」と同じ意味です。
SVBクラフトビール
▽6種の定番ビール(飲み比べ6種)
● 496(ヨンキューロク):
スプリングバレーブルワリーのフラッグシップビールとして、“世界のどこにもないビール”を目指してつくりました。エールのような芳醇さとラガー(低温熟成ビール)のようなキレ、IPAのように濃密なホップ感。甘み・酸味・苦みの微妙なバランスと、深い余韻が楽しめます。
OG:15.1°P IBU:45.0 ABV(Alc.):6.5%
【ブリュワー(造り手):蒲生 徹】
● COPELAND(コープランド):
一杯目にはもちろん、他のビールを楽しんだ後にもまた飲みたくなる“立ち返る場所”をテーマにつくりました。麦芽の旨味と甘み、アロマホップの上質な香りと苦みが複雑に調和した味わいです。
OG:13.0°P IBU:26.5 ABV(Alc.):5.5%
【ブリュワー(造り手):鎌田 敏裕】
● Afterdark(アフターダーク):
味のふくよかさと飲みやすさを兼ね備えた濃厚ビール。カフェラテのような独特のロースト香を実現するため、焙煎した麦芽にさらにひと手間加えています。ロースト感や渋味を抑え、柔らかな甘みと上質な苦味を引き出すことで、味のふくよかさと飲みやすさを両立しました。
OG:16.2°P IBU:37.0 ABV(Alc.):6.0%
【ブリュワー(造り手):森本 宗徳】
● on the cloud(オンザクラウド):
雲の上にでもいるような晴れやかな心地よさを目指しました。大麦に加え、小麦を使うことで醸し出される柔らかさが特徴。ニュージーランド産のネルソンソーヴィンホップと上面発酵によるの白ワインのようなフルーティーな香りが楽しめます。
OG:13.0°P IBU:23.0 ABV(Alc.):5.5%
【ブリュワー(造り手):羽場 清人】
● Daydream(デイドリーム):
ゆずや山椒など和素材を使った“ジャパニーズホワイト”とでも言うべき、ユニークなホワイトビールタイプ。個性的な香りと繊細な味わいは、お魚料理や和風の味付けにピッタリ。醸造家が、「自分が本当に美味しいと思えるホワイトビールをつくりたい」という夢のため、型にとらわれず新しい素材を使うことに挑みました。
※日本の酒税法上の区分では発泡酒
OG:13.2°P IBU:16.0 ABV(Alc.):5.0%
【ブリュワー(造り手):妻鳥 奈津子】
● JAZZBERRY(ジャズベリー):
スプリングバレーブルワリーのフラッグシップビールとして、“世界のどこにもないビール”を目指してつくりました。エールのような芳醇さとラガー(低温熟成ビール)のようなキレ、IPAのように濃密なホップ感。甘み・酸味・苦みの微妙なバランスと、深い余韻が楽しめます。
※日本の酒税法上の区分では発泡酒
OG:12.9°P IBU:15.0 ABV(Alc.):5.0%
【ブリュワー(造り手):古川 淳一】
▽その他のSVBビール
● Hop Fest 2017(ホップフェスト):
夏に採れたばかりの国産(岩手県遠野産)ホップ「IBUKI」を乾燥させることなくフレッシュな状態でふんだんに使用したビール。(昨年のホップの2倍使用)新鮮なホップを贅沢に使用したビールは軽やかで果実を連想させるみずみずしいフレッシュな香りを持ち、洗練された爽快な味わいを楽しめます。
OG:12.0°P IBU:25.0 ABV(Alc.):5.5%
【ブリュワー(造り手):蒲生 徹】
● WHITE NIGHT(ホワイトナイト):
小麦麦芽のフルーティーで爽やかな酸味や、飲んだ後にほんのり香る柚子や山椒のアクセントが、喉を心地よく潤します。SVB横浜で大人気だった商品を京都でも発売!
※日本の酒税法上の区分では発泡酒
OG:12.2°P IBU:15.0 ABV(Alc.):5.5%
【ブリュワー(造り手):蒲生 徹・妻鳥 奈津子】
● Kyoto 2017(キョウト ニーマルイチナナ):
小麦麦芽や京都産コシヒカリを使い、繊細な味付けの料理とも合う、やわらかくふくよかな味わいに仕上げたSVB京都限定品。1988年にキリンビールが京都限定で発売した「No.1497」をSVBらしく進化させました。これからバージョンアップしていきますので、味の感想などをお聞かせください。
※日本の酒税法上の区分では発泡酒
OG:12.2°P IBU:15.0 ABV(Alc.):5.5%
【ブリュワー(造り手):蒲生 徹・妻鳥 奈津子】
■ SPRING VALLEY BREWERY KYOTO(スプリングバレーブルワリー京都)
住所:京都市中京区富小路通錦小路上る高宮町587-2
電話番号:075-231-4960
営業時間:11:00~23:00(フードL.O.22:00、ドリンクL.O.22:30)
定休日:年末年始
席数:134席
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