魅力たっぷりのアートアクアリウム。今回、二条城で開催されている大政奉還150周年記念『アートアクアリウム城~京都・金魚の舞~』はスケールも大きく、野外展示ということでお城を背景にした今まで見たこともない光景にウットリ。こんなアートアクアリウム、見たことないです!!
雅で煌びやか、艶やかであるのに『和』という不思議な空間。写真では表現できない美しさがありましたが、少しでも伝わればと思いご紹介します!
ボンボリウム
アクアリウムを照明に見立てたウェルカム・アートアクアリウム「ボンボリウム」。小さな「ぼんぼり」に少し大きめの金魚が泳いでいます。
空が明るい時はあまり綺麗ではありませんが、暗くなるにつれて色とりどりの「ぼんぼり」がなんとも幻想的で綺麗です!
これはまだまだ序の口です。本当に凄いのはこれからです!
久谷金魚品評 西日本初登場
西日本初登場という「久谷金魚品評」。
石川県の伝統工芸である九谷焼でつくられた贅沢なアートアクアリウム。上から金魚を鑑賞し、横からは九谷焼の鮮やかな絵柄が楽しめます。
まずは上から。九谷焼に負けない立派な金魚が泳いでいます。
ちょっと斜めに。まだ九谷焼が見えませんねぇ~
かなり横から見てみました。金魚も九谷焼も一応どちらも楽しめますが・・・どっちも中途半端になっちゃいますね(^^;
真横から。九谷焼しか見えません。(当たり前か^^;)
九谷焼は金魚をテーマにした作品でどれも華やかで綺麗でした(^^♪
新江戸金魚飾
江戸時代に楽しまれた横から眺める本枠の水槽を、プリズム効果をもたらす透明な多面体の水槽として、現代に新たな形で甦らせたという『新江戸金魚飾』のこと。情緒を残しながら、未来を感じる作品に仕上がったようです。
多面体のプリズム効果って写真で上手に撮るの難しいです…
完全に暗くなってからの方がまだ綺麗に撮影できました(^^;
一匹とっても立派な金魚が泳いでました♪
キリコリウム 西日本初登場
西日本初登場となる、江戸時代から伝わる伝統工芸「江戸切子」を用いた作品『キリコリウム』。「青久谷」「赤絵」「花詰」という九谷焼の3つの基本技法を用いた金魚の絵柄を施しています。
さすが江戸切子、暗くなる前でもキレイですね♪ 器だけじゃなくて台座も江戸切子。贅沢ですね(^^♪
暗くなったら、金魚と照明で江戸切子の良さがさらにアップ!幻想的で艶やか、何倍も美しく見えます!
写真で良さを表現するのがとってもムズカシイです(^^; 個人的にはすっごい好きなアクアリウムなんで何十枚も写真を撮ったのですが、キリコリウムの良さを伝えられるような写真、少なかったです…
カレイドリウム3D
六面体の「万華鏡」のようなアクアリウム。大人気作品の一つで、前に観に行った大阪・福島「堂島リバーフォーラム」のアートアクアリウム展でも展示されていました。
覗き穴から見ると本当に万華鏡のようです(^^♪
花魁 etc.
「花魁」を中心に「プリズリウムF12」「リフレクトリウム」「ギヤマンリウム」「パラドックスリウム」「リフレクトリウムF5」「プリズリウムF18」と7つもの定番作品が並んでいるコーナーがあります。
まずは主役の「花魁」。「超・花魁」の出現で影が薄くなりましたが、まだまだ人気は健在です!
カラーバリエーションも豊富♪
その他のアクアリウムはこちら。
▽ギヤマンリウム
▽(左から)プリズリウムF18・リフレクトリウム・パラドックスリウム
▽プリズリウムF12
金魚品評
こちらも定番。金魚の品評に適したデザインで、上からも横からも楽しめます。
大政奉還屏風絵図 新作
大政奉還150周年を記念した新作「大政奉還屏風絵図」。「ビョウブリウム」という屏風をモチーフとしたアクアリウム作品とプロジェクトマッピングとの融合。本当に金魚が泳いでいるのか、どこまでがプロジェクトマッピングなのか、境界がわからない不思議なアートアクアリウムです。
「江戸初期~末期」「江戸末期~明治初期」「明治初期~近代」という3つの時代のテーマがあり、それぞれ違った「ビョウブリウム」が楽しめます。設置されている場所は全てバラバラでした。
▽江戸初期~末期
「ボンボリウム」と「久谷金魚品評」の間に展示されているビョウブリウム。
▽江戸末期~明治初期
「超・花魁」の奥に展示されています。狩野派最後の日本画家「狩野芳崖」にフォーカスを当てているそうです。
▽明治初期~近代
お土産屋さんと「夜祭BAR・水戯の舞台」の間に展示されています。近代日本画に多大なる影響を与えた「菱田春草」「横山大観」に焦点を当てているそうです。
超・花魁 西日本初登場
西日本初登場という「超・花魁」。
昨年、アートアクアリウム誕生10周年を記念して誕生したという超大作!巨大な金魚鉢と17個ものアクアリウム(水槽)で構成されています。トータル3,000匹もの金魚が泳ぐ姿はまさに圧巻の一言です(^^♪
こちらはまだ空が明るかった時の写真です。
赤い柱の枠組みで囲まれています。二の丸御殿がバックに入ってどの構図で撮ってもとっても綺麗に撮影できます♪
これでも十分綺麗ですが、暗くなると本領発揮!照明の色も変化するのでいろんな超・花魁が楽しめます(^^♪
色とりどりの超・花魁!
アンドンリウム
二の丸庭園、最後のアートアクアリウム「アンドンリウム」。日本の伝統照明「行燈」をモチーフにしたアクアリウムで、側面はレースが施されています。
名残惜しくなる優しい温かい雰囲気のアートアクアリウムです。あまりに名残惜し過ぎて、一回入口まで戻っちゃいました(^^;
何度観ても心奪われる素晴らしい作品の数々。その中でもやっぱり圧巻は「超・花魁」です!もちろん圧倒的な一番人気!!たくさんの人が集まりますが、屋外ということで圧迫感や窮屈感などはあまり感じませんでした。少し遠くから眺めるも良し、近くでじっくり見惚れるも良し、です(^^♪
写真では伝えきれない魅力。是非、二条城まで足を運んで自分の目で鑑賞して楽しんでみてください!感動間違いなしです(^^♪
開催日程:2017年10月25日(水)~12月11日(月)※会期中無休
時間:17:00~22:00(最終入場21:30)
会場:元離宮二条城(二の丸御殿中庭、台所前庭、台所)
住所:京都市中京区二条通堀川西入二条城町541
料金:当日 大人(中学生以上)1500円、子ども(4歳~小学生)1000円、3歳以下無料
電話:050-5542-8600
※雨天決行。ただし、荒天のため警報が発表された場合などに休止する場合あり。
≫ 地図・アクセスマップ
URL:http://artaquarium.jp/kyoto2017/